クリスマスローズの原産地

チベタヌス自生地探求の旅

四川省(王朗自然保護区・バルカム・九塞溝)

2026年4月4日(土)〜4月10日(金)7日間

企画:日本チベタヌス協会

深紅「チベタヌス」の大群地と絶景「九塞溝」を訪ねる旅!

 

 

 

中国「四川省」で、今年4月の下見で「チベタヌス」の最大自生地を発見しました。この大群生地を始めて発見した、まさに「チベタヌス」の歴史を変える節目となりました。チベット自治区バルカムと王朗自然保護区の斜面を深紅に彩どる「チベタヌス」!そして、中国一の絶景「九塞溝」を訪ねます!
皆様のご参加をお待ちしております!
日本チベタヌス協会 坂口則夫

日本チベタヌス協会HP

 

(山野草の開花は季節・天候により左右されますのでご了承ください。)

幻のクリスマスローズ「チベタヌス」

 

チベタヌスは、「幻のクリスマスローズ」とも呼ばれる、非常に希少な植物です。

 

ヘレボルス・チベタヌス (Helleborus thibetanus)
特徴 詳細
分類
キンポウゲ科ヘレボルス属(クリスマスローズ)の原種
学名
Helleborus thibetanus
自生地
中国(四川省、陝西省、甘粛省など)の高山地帯
特異性
クリスマスローズの原種約20種のうち、アジアに唯一自生する種です。
別名
「幻の植物」「シルクの妖精」
花の特徴
和紙のような独特の質感と透明感を持つ、淡いピンク色の花を咲かせます。その気品ある姿から、ヨーロッパ種にはない魅力を持つと評価されています。
生態
他のヨーロッパ種と異なり、日本の高温多湿な夏を避けるように夏に休眠する性質があります。
発見の歴史
19世紀にフランス人によって発見された後、一度消息を絶ち、「幻の植物」とされていましたが、1989年に日本のナチュラリスト荻巣樹徳氏によって約120年ぶりに再発見されました。

 

その希少性と独特の美しさから、近年、園芸愛好家の間で特に注目を集めています。

世界自然遺産 九塞溝(きゅうさいこう)

 

中国・四川省に位置する九塞溝は、手つかずの原生林の中に大小100以上の湖沼や滝が連なる、まさに「仙境」と呼ばれるにふさわしい世界自然遺産です。谷(溝)にチベット族の村(塞)が9つあることから名付けられたと言われています。

 

 

 

 

 

息をのむ「九塞溝ブルー」の絶景

 

九塞溝の最大の魅力は、その透明度が高く、エメラルドグリーンやターコイズブルーに輝く水です。

  • 神秘的な湖沼(海子): 湖底に沈んだ倒木や、水に含まれる石灰分の影響により、光の加減や季節によって様々な色彩に変化します。特に、最も美しいと言われる五花海(ごかかい)や、穏やかな水面が周囲の景色を映し出す鏡海(きょうかい)の眺めは格別です。
  • 壮大な滝: 湖沼から流れ出した水が創り出す樹正瀑布(じゅせいばくふ)や、幅広く雄大な諾日朗瀑布(だくじつろうばくふ)など、規模の大きい滝が渓谷美をさらに引き立てます。

 

 

 

 

 

 

幻想的な風景を生み出す秘密

 

この独特な景観は、この地のカルスト地形石灰分を多く含む水によって長い年月をかけて作り上げられました。高い透明度と、水中の石灰成分が青い光を散乱させる性質によって、他に類を見ない幻想的な「九塞溝ブルー」が生まれているのです。

訪れる人すべてを魅了する九塞溝の自然美は、「死ぬまでに一度は見たい絶景」として世界中から愛され続けています。

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